勉強会の参加について
「とにかく勉強しなければならない」―。これの言葉教えてくれたのが、初代である父の教えでした。勉強してきたからこそ、色々な先生に出会え、素晴らしい診療台にも出会えました。医療は進んでいきますので、とにかくこれからも日比勉強です。
勉強は金額的にも精神的にも体力的にも時間的にも大変な犠牲が伴います。でもそれがプロフェッショナルです。プロは何を聞かれても応えなければいけない。
当時は有志10数名でスタディグループを作り、お金を出し合って、その分野のトップの先生を呼んで勉強会を開いていました。その先生の持っているものを全部吸収していこうという姿勢があり日々の診療に活かしていました。
そして勉強会で学ぶことにより付随して必須になるのが、治療に使う設備への投資でした。
当院の設備投資について
様々な勉強会に参加し、最新の技術を学ぶことにより、最新の機材の情報も得らえます。最新鋭の機器を購入するということは相当な投資も必要です。
最初に投資した大きな機械は、位相差顕微鏡でした。今でこそ予防歯科診療で取り入れているクリニックは増えましたが、当院は初期段階で位相差顕微鏡を導入し、当時から患者さんにお口の中の細菌の拡大写真をお見せしていました。パノラマレントゲンも今でこそ珍しくないですが、当時はあまりなく、それもいち早く導入しました。
滅菌体制について
滅菌関係についても高い滅菌レベルを当院なりに保持していたと思います。当時からオートクレーブ、ケミクレーブを使用し、その前に酸性水を使用して器具の消毒も行っていました。
近年になり、患者さんに使用する器具をもっと清潔にするべきという考えのもと、手で洗うよりも自動洗浄のほうがキレイになり消毒のレベルも上がることからウォッシャーディスインフェクターという自動洗浄機も導入。時間短縮とスタッフの安全性も確保でき相乗効果を得られました。
近年、注目を集めているクラスB規格のオートクレーブは、当院では1台ではとてもまかなえないので2台入っています。これにより歯科用タービンの筒の中まで綺麗に滅菌が出来ます。クラスB規格の滅菌器でないと、滅菌できない器具もあり、やはり患者さんのお口の中に入れる物だからクラスB滅菌器は必須でした。2台導入しているクリニックは珍しいと思います。
その他…
…等々、いち早くに導入しております。いち早く導入するということが、患者さんに対して質の高い医療をご提供できることにつながり、現代医療においては不可欠です。最新機器がないと当院が考える高レベルの診療ができないことがあるためです。
よい医療機器は先行投資してでも導入せざるを得ない、というのが当院の考え方です。これからの当院の設備投資にもご注目ください。