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技工士さんとのコミニュケーション
土曜日にいつも入れ歯の技工をお願いしている近藤義歯研究所の近藤さんにお願いして、咬合調整セミナーをやってもらいました。
参加者は自分と妹の二人…ほぼマンツーマン状態です。
近藤さんはNFKという技工士さんのスタディーグループを主催したり、色々な講演会に参加したり、講演したり、そして、数多くの臨床に立ち会ったりして、凄く勉強しています。そんな技工士さんとほぼマンツーマンですから、すぐに話題がズレてしまい、現在の日常臨床の疑問点、問題点そして、先週の講演会で聞いてきたBPSデンチャーの実際などまで深い所までディスカッションをすることができました。(もちろんセミナー内容はちゃんと聞いてきましたので通常3~4時間位で終わるらしいのですが、7時間もかかってしまいました…。)
自分たち歯科医師が色々と勉強会に行ったりしますが、最後に患者さんの口腔内に入れる物は技工士さんが作る訳ですから、勉強した技工士さんとコミニュケーションをとり、技工士さんの立場からの意見を聞くという事も大変必要なことです。目から鱗な事も多いです。必ずしも歯科医師の考え方だけが良い、言われた物を作っていれば良いというような考え方は古すぎるし、やめなければいけないと再確認しました
現在、技工専門学校が閉鎖になる所が多かったり、技工学校の定員の半分位しか入学しない、そして卒業して5年経つと半分くらいしか技工士をしていないという状況の中で、近藤さんのように凄く勉強して臨床を追求する技工士さんは大変貴重ですし、長く付き合っていきたいと思います。
学会